高校野球

今日は、久々に息子のことをじっくりと考えて綴ってみました。

 

 

小学生から始めた少年野球。中学は、どうしてもボーイズのチームに入りたいと、悩みに悩んでチームを決めて入団。地元以外の仲間と、週末も、GWも、お盆も野球に明け暮れた。高校は、県外へ行きたい。寮のある高校へ入りたいと、中1からの意志は固く、今年の4月…親元を離れた。

 

高校生になり、5か月が経った。入寮して10日間ほどは、まめにLINEがきた。その後は、だんだんと減り、今では、何か必要なモノがあるときには      積極的にLINEがくるという流れ(笑)中学までは、週末や長期休暇だけが活動日だったが、高校は違う。毎日になった。寮の生活、学校と部活の両立、人間関係の構築…これまで、ほとんどの生活が親の見えるところだったが、今は、そうではない。

 

親の心配をよそに、新しい環境を自分の中に取り込んでいった様子。(馴染むのが早いなあ)時々、私は、寮に出向いて、荷物を渡すことにしている。そのタイミングで、少しは近況を知りたいと思う私は、「最近は、どう?」「身体のメンテナンスは?」「学校は…」などと、質問攻め。(そんなつもりはないが、彼にしてみれば…)それに対し、彼は、「はい、OK!OK!」とかる~く答える。寮の中に一早く戻りたい彼の気持ちが伝わってくる。人の目を気にしているのだろうか…(お年頃なので、きっとそれが自然な姿かな)そう考えていたが、先日、ちょっと、違うのかもしれないという瞬間があった。

 

3年生が夏で引退し、初めての公式戦を迎えた。(残念ながら、無観客試合!)その2戦目の夜…いつものように、寮の前の駐車場で何箱かの荷物を渡した。                                                               その時、珍しくというより、初めて…8分くらいの会話をした。話をしている間は、時間は気づかなかったが、よくよく考えてみると、同級生や先輩が通りかかっても、彼は会話を止めなかった。何が違うのかは、はっきりとは分からない。でも、彼なりの気持ちのゆとりが出てきたのかな、と。ちょっと柔らかな彼の表情を見て、そう感じた。

 

新しい環境の中で、不安・緊張・悩み・焦り・葛藤など、たくさん心を動かしながら踏ん張ってきたんだろうな…。環境に馴染み、自分の生活をものにし始めた彼を、心から誇りに思う。

 

来週からは、県大会が始まる。勝負の世界だから、これからまだまだ自分との闘いが続くのだろう。背負ったもの、それを継続していくことは、これまでの5か月より、さらに厳しいのかな。スポーツに熱中したことのない私には、到底、理解は出来そうもない。

 

それでも、

それだから、私は、

応援し続けます!!!

 

 

 

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